シガテラ毒によるドライアイスセンセーションって?症状や対処法
2017/10/16
シガテラ毒って、もともと何かの毒を持っている生物かと思ったら、食中毒のようです。
食中毒と聞けば、食材が時間を経過して毒素を発生させていると思いがちです。
日本でも身近にある食中毒なのかと思って調べてみました。
シガテラとは
熱帯のプランクトンが作る毒素で汚染された魚介類を食べて食中毒になったときの毒のことをさしています。
どんな初期症状?
摂取して1~8時間で発症。
時間が経ってから発症すると何が原因だったかわかりづらいですね。
中には2日ほど経って発症した例もあるそうです。
吐き気、下痢、腹痛が数日間から数週間に及ぶこともあるそうです。
こういった初期症状だと、まっさきに食中毒ではないか?と素人でも感じます。
また、不整脈、めまい、血圧低下などもあるので何か循環器系の持病がある人は、そちらの症状と混同するかもしれません。
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ドライアイスセンセーション
初期症状のなかで、麻痺や感覚異常が出るために冷たさに関して過敏になって、ドライアイスに触っているかのような神経過敏が表れます。
その温度感覚異常を 「ドライアイスセンセーション」という名でシガテラの中毒では一緒に言われることが多いそうです。
日本でも起こる?
熱帯のプランクトンが原因になるために、日本国内でも比較的西日本の温かい地方の魚介類は注意が必要です。
九州や沖縄で患者の報告があります。
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重篤化するの?対処法は?
国内でり患したなかで、死亡者するまでの重篤になったひとはいませんが、海外では死亡例もあるので一概に軽い食中毒とも言えませんね。
海水の温度の差かもしれませんが、海外旅行で魚介類を食べるときには気を付けたほうがいいです。
シガテラ毒は、熱にも強いので生魚じゃないから大丈夫というわけにはいかないようです。
シガテラの毒に対しての絶対的な治療法はないそうです。
ドライアイスセンセーションなどの症状が消えるまで数か月ほどかかるそうです。
まとめ
よくある食中毒は、食物が腐敗して毒を発生するという概念が付きまといますが、食材そのものがすでに毒におかされている場合もあるのですね。
しっかりと加熱したから大丈夫という考えも通用しない種類の食中毒があるのを初めて知りました。
亜熱帯地域へ旅行に行くときには、こういった食中毒もあるのを知っておいたほうがいいですね。
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